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Fujifilm Xシリーズ Film Simulationのカスタム設定で自分だけの写真表現を!

camera setting camera
出典:https://unsplash.com/
この記事は約6分で読めます。

Fujifilm X シリーズのカメラを所有している皆さんは、フィルムシミュレーションを使っていると思います
このフィルムシミュレーションは独自にカスタムできる設定があることはご存知ですか?
独自の撮影スタイルを作り出すことができるこの機能は、写真の表現力を広げるために必見です
今回は初めて使う方でも分かりやすいように、フィルムシミュレーションのカスタム設定方法をご紹介します
既に使いこなしている方には参考になる部分は少ないと思いますが、ChatGPTを使った設定項目の質問の仕方の一例もありますので、是非ご覧ください

私が所有するカメラは Fujifilm の X-T2 なので、この機種に準じた説明になることをご了承下さい
他メーカーのカメラにも同様の機能があると思いますので、気になった方はメニューから探してみましょう

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フィルムシミュレーションとは?

X シリーズのフィルムシミュレーションとは、富士フイルムがデジタルカメラに搭載する、フィルムの特徴を再現した色合いや質感を調整できる機能です
フィルムシミュレーションは、カメラ内部で色彩の濃淡や強弱をコントロールすることで、写真に特定の雰囲気を与えます
撮影シーンに応じて様々な種類のフィルムシミュレーションを使い分けることで、写真の雰囲気を変えたり、昔ながらのフィルムカメラのような味わいを出すことができます
初心者でも簡単に使える便利な機能で、ボタン一つで切り替えることができます
フィルムカメラとは違い、撮影しながらフィルターを入れることができるため非常に便利ですね

機種によって搭載されているフィルムシミュレーションの数は異なりますが、以下のような物があります

1. Provia/Standard
2. Velvia/Vivid
3. Classic Chrome
4. Acros/Acros

お持ちの機種にどのフィルムシミュレーションが搭載されているかは、説明書や下記リンクから確認してみてください

カスタム設定とは?

カスタム設定は、カメラのフィルムシミュレーション機能をカスタマイズする機能です
これにより、カメラの設定を変更することで、独自のフィルムシミュレーションを作成することができる訳です
例えば、コントラスト、彩度、色合いなどを調整することができ、初心者でも簡単にカスタム設定を行うことができます
例として「柔らかい雰囲気の写真にしたいのでコントラストを下げる」、「色味をビビッドにしたいのでカラーを上げる」などですね

バッテリーを完全放電した状態が長時間続いてしまった場合(一度やらかしました)などで、
カメラの設定が飛んでしまった場合や、他の X シリーズに乗り換える場合、設定を引き継ぐ事ができない点に注意してください

以下の項でカスタム設定の方法を説明します

カスタム設定、保存方法

1. 「メニュー」から「カスタム登録/編集」を選択します
2. カスタム登録したい場所を選択します
3. 設定画面が表示されますので、好きな色味に調整します
   調整できる項目は機種により異なりますが上から、ダイナミックレンジ、フィルムシミュレーション、グレイン・エフェクト、ホワイトバランス、
   ハイライトトーン、シャドウトーン、カラー、シャープネス、ノイズリダクションなどがあります
4. 調整が終わったら、分かりやすい名前をつけて「Back」ボタンを押し、保存して終了です

以上が、カスタム設定方法の手順です。より詳しい操作方法については、富士フイルムの公式サイトやマニュアルを参照してください

下記のリンクは X-Pro2 のものですが参考になると思います

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カスタム設定の一例

現在私が使っている設定例をいくつか紹介しておきます
少々分かり辛いと思いますが、一応比較画像も載せておきます
左デフォルト、右カスタム画像になっています

  1. Classic Chrome:
    ダイナミックレンジ:100
    グレイン・エフェクト:Off
    ホワイトバランス:Auto
    ハイライトトーン:+1
    シャドウトーン:-1
    カラー:0
    シャープネス:-1
    ノイズリダクション:-3
  1. Acros:
    ダイナミックレンジ:200
    グレイン・エフェクト:弱
    ホワイトバランス:Auto
    ハイライトトーン:-1
    シャドウトーン:+2
    カラー:0 (グレーアウト)
    シャープネス:0
    ノイズリダクション:-1
  1. Provia:
    ダイナミックレンジ:100
    グレイン・エフェクト:Off
    ホワイトバランス:Auto
    ハイライトトーン:+1
    シャドウトーン:0
    カラー:0
    シャープネス:-1
    ノイズリダクション:-3

ホワイトバランスに関しては、撮影時にケルビン指定をしたり晴天や曇りなど、その都度変更しています
あくまで一例なので、各自で好みの雰囲気になるように調整をしてみてください

その他にも少し古いものになりますが以前に書いた記事も見てもらえると嬉しいです

ChatGPT に既存フィルム風の設定を聞いてみた結果

ChatGPTに以下のように聞いてみました

chatgpt

fujifilm astia フィルムシミュレーションを使って superia 風な写真を撮るための設定を以下の設定で教えてください

iso 感度:
ホワイトバランス(ケルビン):
WB シフト
R: B:
露出補正:
ダイナミックレンジ:
ハイライト:
シャドー:
カラー:
シャープネス:
ノイズリダクション:

と聞いた所、以下のような設定例を提示してくれました

以下は、Fujifilm Astia フィルムシミュレーションを使用して Superia 風の写真を撮るための設定例です。

ISO 感度: 400 (Superia の標準的な感度として)
ホワイトバランス(ケルビン): 5500K (晴天の日中に近い自然光)
WB シフト R: +2 B: +2 (少し暖色系に調整することで、Superia のトーンを再現する)
露出補正: 0 (標準的な露出で撮影する)
ダイナミックレンジ: 100% (広いダイナミックレンジを再現するために、最大まで設定する)
ハイライト: 0 (Superia は比較的ハイライトが弱めに出るため、-1 などに設定することもできます)
シャドー: +1 (少しコントラストを強調する)
カラー: 0 (標準的な彩度で撮影する)
シャープネス: +1 (Superia は比較的シャープであるため、+1 に設定する)
ノイズリダクション: -1 (Superia は比較的粗めのグレインがあるため、少しグレインを残すために-1 に設定する)

実際にフィルムを使ったことがないのでこんな感じなのかは分かりませんが、こういった回答を貰いました
他にも ○○風○○のような雰囲気の写真、などと質問すると良いかもしれません

この項目はChatGPTを使っている、使える方に限定されますが、AIでこんな使い方もできるよ!という例です

まとめ

本記事では、X シリーズに搭載されている、フィルムシミュレーションのカスタム設定のやり方や保存方法、一例などについて書いてみました
また、ChatGPTを使用している方には、設定項目の質問方法を一例をあげて紹介しています
カメラ本体に搭載されている機能なので、フィルムシミュレーション自体は既に使っている方は多いと思います

更にカスタム設定を使うことで写真表現が広がるので、カスタム設定をまだ使ったことのない方、ChatGPTを使っている方への設定項目の質問の仕方など、本記事が参考になれば幸いです

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