現在私が使用しているカメラはFujifilm X-T2で、RAW現像ソフトにCapture One Express Fujifilmを使っています
このソフトはFujifilm Xシリーズのユーザーなら、無料で使うことのできるソフトです
ただし、無料版のため一部の機能が制限されています
そこで、制限のないPro版にアップグレードをするか、他のソフトに乗り換えるか、現状のままでいくかを考えてみました
以前書いた記事は、X-T2を入手する直前に書いたものなのでリライトしました
Capture One ExpressはPro板への注力のため、残念ながら2024/01/30で使用することが出来なくなりました
Capture Oneを継続して使っていくにはPro板にする必要があります
有料版になりますが試しに使ってみて購入したソフトの簡単なレビュー記事のリンクを置いておきます
現状のRAW現像ワークフロー
- Capture One Express Fujifilmでの写真取り込み
- 必要に応じて各種編集をしたあと、TIFFファイルとして書き出し
- GIMPでTIFFファイルを読み込み、サイズの縮小、ウォーターマーク追加、JPEG形式で書き出し
このような流れになっています
可能であれば、1つのソフトで作業を完結できると望ましいと思っているため、他のソフトも検討してみようかなという感じです
無料で使えるソフト
Capture One Express Fujifilm
現在使用しているソフト
フリー版は機能限定だが、Sony、Fujifilm用あり
機能制限がないPro版には買い切り、サブスクリプション両方あり
利点
- 上に書いたように2メーカーのカメラを使っている場合、機能限定ではあるがフリーで使える物がある
- Adobeソフトと違いPro版に、永久ライセンスがあるので支払いが一度で済む
- レビュー記事を見ていると、Lightroomよりもフィルムシミュレート再現度が高いとのこと
難点
- フリー版を使っている場合に限るが、一部機能が制限されている
- プリセットがフリー版だと対応していないものが多い
Fujifilm X RAW Studio
富士フイルム製のRAW現像ソフトでカメラ内現像をPC画面を使ってできる
利点
- 無料で使うことができる
- カメラ内現像をPC画面を使ってできる
- カメラ内現像なのでフィルムシミュレーションの再現度が高い
- できることが比較的少ないため、操作性がシンプルである
- フィルムシミュレーションをカスタムする際、変化を見て確認できる
難点
- カメラ内現像でできる処理しかできない
- カメラとPCを接続するためのUSBケーブルが別途必要になる
- 現像するために常にカメラが必要
- カメラ設定によっては、現像後のサイズが最大で出力される
RAW FILE CONVERTER EX 3.0 powered by SILKYPIX
Silkypixシリーズをベースに、Fujifilm用にカスタマイズされているソフトで、これもフリーで使える
利点
- 無料で使うことができる
- フィルムシミュレーションに対応している
- カラーコントロールが使える
- 現像にパッチ処理を使うことができる
難点
- ちょっと動作が重い
- 処理をかけたあとのプレビュー画面が荒くなることがある
有料ソフト
Capture One Pro
フリー版から機能制限が解除されたProバージョン
ProとAll in Oneバンドルがある
利点
- フリー版からのライセンス登録で使用することができる
- すべての機能を使用することができる
- All in Oneバージョンでは、本体のほかiPad、Liveを使用することができる
- 定期購入者へたいしての割引がある
難点
- 買い切り、サブスクリプション共に、値段がかなり高い
- 使用している人が比較的少ないため、情報が少ない
Adobe CCフォトプラン
AdobeのLightroomとPhotoshopがセットになったプラン
利点
- フォトプランにすると、LightroomとPhotoshopを使用することができる
- 使用しているユーザーが多いため、情報が豊富である
- 2つのプランがあり、それぞれにオンラインストレージがついている
難点
- 買い切りバージョンがない
各ソフトの違いなど
ソフト名 | 入手 | 備考 |
---|---|---|
Capture One Express Fujifilm | 無料 | Sonyと富士フイルム用にカスタマイズされた物あり |
Fujifilm X RAW Studio | 無料 | カメラ内現像 別途USBケーブルが必要 |
RAW FILE CONVERTER EX 3.0 powered by SILKYPIX | 無料 | 富士フイルム用にカスタマイズされたソフト |
Capture One Pro | 月額3,775 年一括28,152 | Pro版もメーカー用にカスタマイズされた物あり |
Adobe CC フォトプラン | 月額1,078 年一括12,936 | ストレージが20GB、1TB付いている物を選ぶことができる フォトプランならPhotoshopが使える |
まとめ
本記事では、私が現在行っているRAW現像ワークフローを紹介し、ソフトウェアの乗り換えを検討している経緯を述べました
検討の際、実際に使ったことのあるソフトウェアを紹介し、それぞれの利点と難点を簡潔にまとめました
今回、本記事を書くにあたって、再度調査を行い、結論として現在の状態を維持することにしました
色合いを微調整したいという欲求はあるものの、それほど頻繁ではなく、現在使用している2つのソフトウェアで目的を達成することができているためです
できれば1つのソフトウェアだけで完結できると面倒がなくて良いのですが、無料ソフトのみでやりたいことができているので
それにしても驚いたのは、Capture One Proの価格が以前の記事作成時と比べてほぼ倍以上になっていたことです
富士フイルムのユーザーの皆さんは、どのRAW現像ソフトウェアを使っているのでしょうか?カメラを趣味としている方々にとっては、やはりLightroom CCが主流なのでしょうか
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