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7artisans 60mm F2.8 II Macro lensを使ってみた感想!作例とともにレビュー

7artisans 60mm F2.8 Ⅱ camera
7artisans 60mm F2.8 Ⅱ
この記事は約14分で読めます。

7artisans 60mm F2.8 II Macro Lens を購入したので、使用レビュー記事を書こうと思います
まず初めにいくつか候補があった中から本レンズを選んだ理由は「比較的安価で撮影倍率が等倍なマクロレンズ」な事、
手持ちのレンズ的に 35mm 換算で「中望遠」になるレンズが欲しかったことです
私が使っているカメラが Fujifilm X-T2 なので、X マウント版でのレビュー記事になる事をご了承ください

先に私が思う本レンズをおすすめできる人、おすすめできない人を書いておくとこんな感じです

おすすめできる人
  • マクロレンズに興味があり、比較的軽量コンパクトで持ち運びが容易なレンズが欲しい人
  • MFレンズでも構わず、コストパフォーマンスに優れたマクロレンズが欲しい人
  • 比較的安価に撮影倍率が等倍のマクロレンズが欲しい人
  • マクロの他に中望遠域の撮影やポートレートでも使ってみたい人
おすすめできない人
  • 動きの早い被写体がメインの人
  • 広角域や、超望遠域での撮影が多い人
  • 画質が最優先な人
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7artisans 60mm F2.8 II の特徴と仕様

7artisans 60mm F2.8 Ⅱ

価格が大体 2万前半~3万前半ぐらいのレンズとなっています

特徴

7artisans 60mm F2.8 II Macro Lens は、初期型に比べるとサイズが小さくなり、重量も軽くなっています
また、レンズ長が変わらないタイプになっています

- 開放 F 値が「2.8」と明るいレンズであること
- フルメタルボディにも関わらず「399g」と軽量かつ、全長 74.5mm というサイズで携帯性に優れる
- APS-C、m4/3 フォーマット対応で 35mm 換算「90mm」であること (m4/3 機は 120mm)
- 撮影倍率が等倍(1:1)であり、最短撮影距離が「17.5mm」である
- クリックレスな絞りリングなため動画撮影時に有利であること

仕様

焦点距離60mm
開放絞りF2.8
最小絞りF22
対応マウントAPS-C / m4/3
画角26.4°
最短撮影距離17.5mm
レンズ構成8群 11枚
絞り羽根9枚
フィルター径49mm
重量399g (マウントによって変わります)

以上が 7artisans 60mm F2.8 II Macro Lens の特徴と仕様です
絞りリング、フォーカスリングともに、トルク感は少し重めな感じです
個人的にクリック感のある絞りリングの方が好みなんですが、こればっかりは仕方ないですね

本レンズは MFレンズなので「レンズなしレリーズをON」にしないとシャッターが切れないので注意が必要です
MTF図やレンズ構成など詳しい情報が欲しい方は以下のリンクで確認してください

同焦点距離のマクロレンズ

同様の焦点距離で競合するレンズは以下の通り

1. Fujifilm XF60mmF2.4 R Macro
2. 7artisans 60mm F2.8 Macro
3. PERGEAR 60mm F2.8 Macro

60mm だとこの 3種ぐらいかな、1が純正レンズ、残りの2つが中華レンズです
純正以外は MFレンズとなっています

Fujifilm XF60mmF2.4 R Macro

Fujifilm 純正の 60mm マクロレンズ、純正レンズなのでお値段高めですがAFレンズです
新品で大体 7万後半ぐらい、程度で変わるけど中古で 5万~
撮影倍率がハーフマクロなレンズです

7artisans 60mm F2.8 Macro

今回購入した7artisans 60mm F2.8 II Macro Lensの先代版レンズ、価格が約2万ぐらいです
このレンズも撮影倍率は等倍となっています

PERGEAR 60mm F2.8 Macro

PERGEAR の 60mm マクロレンズ、価格が約 2万5千前後となっています
このレンズの最大の特徴は、撮影倍率が 2倍率となっていることだと思います

差額が結構あるので MFレンズ、中華レンズでも構わない人には、今回紹介している本レンズ含め、先代マクロレンズ、PERGEAR は良い選択肢だと思います

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作例

マクロ域、それ以外、各絞り値でのボケ感の作例をいくつか載せておきます
フィルムシュミレートは全てProviaです
2023/06/23:作例を数枚追加

マクロ域

以下の写真は、大体指標の1:1~1:2辺りでの撮影になります、F値は2.8~8

マクロ域以外

上記以外の距離での作例、F値はマクロ域同様にF2.8~8
F5.6の状態ですが、1枚だけ玉ボケ写真があります

ボケ感

室内での撮影ですが、開放から最小絞りまでのボケ感は以下の通りです

配置距離

各フィギュアの配置間隔は、こんな感じです

気になった所

マクロ域とマクロ域以外で、気になった部分を書いていきます
逆光耐性は低めなレンズかな?と思います
完全逆光ではない&フードがない状態ですが、空を撮った写真でゴースト?フレア?が出ました

マクロ域

マクロ域でのピント合わせは流石に結構シビアですね、搭載されているカメラに限りますが、MFアシストフォーカスピーキングは必須だと思いました
また、シャッタースピードやISO感度にもよりますが、手持ちでピシッと合わせるのが難しいと思いました
使えるのであれば、三脚を使う、さらにマクロスライダーなどを使うとピント合わせが楽になると思います
手持ちで撮る場合は、連射を使って枚数を撮るのが良いかと思います

マクロ域以外

中間域での撮影では、特に気になるような部分はないと思ったのですが、遠景域でフォーカス調整幅が狭い点が結構気になりました
少し回しただけで、かなりピンが前後する感じなので、ここでもやはりMFアシストは必須かなと思います

私個人的には気にしない部分ですが、人によっては周辺光量落ちが気になるかもしれません
F8まで絞っても微妙に周辺が暗くなっています、流石にF11まで絞り込めば気にならないとは思いますが
一応注意点ということで書いておきます

まとめ

今回は新たに購入した 7artisans 60mm F2.8 II Macro Lens について紹介しました
私は普段から MFレンズに慣れているため撮影自体は特に苦にはならず、中望遠域のレンズが欲しかったので、このレンズを購入して満足しています
私的に不満がある所はクリックレスな絞りリングであること、遠景域でのフォーカス調整幅(1m ~ ∞ までの回転域)がかなり狭い点ぐらいです

マクロレンズという名前はついていますが、焦点距離的に色々な撮り方が出来るレンズだと思います
撮影倍率が等倍なマクロレンズであり、比較的安価で購入できるこのレンズは、コストパフォーマンスに優れたレンズだと思いました

冒頭部分にも書きましたが、以上を踏まえて、私がこのレンズをおすすめできる人とおすすめできないと思う人は以下の通りです

おすすめできる人
  • マクロレンズに興味があり、比較的コンパクトで持ち運びが容易なレンズが欲しい人
  • MFレンズでも構わず、コストパフォーマンスに優れたマクロレンズが欲しい人
  • 比較的安価に撮影倍率が等倍のマクロレンズが欲しい人
  • マクロの他に中望遠域の撮影やポートレートでも使ってみたい人
おすすめできない人
  • 動きの早い被写体がメインの人
  • 広角域や、超望遠域での撮影が多い人
  • 画質が最優先な人

MFレンズなので万人におすすめすることは出来ませんが、対応フォーマットカメラをお持ちの方で、マクロや中望遠での撮影に興味があれば、本レンズは選択肢の一つになると思います

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