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OpenAIのChatGPTとGoogleのBard、回答の違いを比較してみた

robots pc
出典:https://pixabay.com/
この記事は約7分で読めます。

OpenAIのChatGPTとGoogleが提供するBardに同じ質問を投げかけた場合、回答にどれぐらい違いがあるかを確認してみました
どちらにも、同じ2つのプロンプトについて聞いた結果です

なお、ChatGPTは無料版を使用していることをお伝えしておきます

2023/05/18現在Bardでもフィルムシミュレーション用に書いたプロンプトが、日本語のままでも回答が得られるようになっていました

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プロンプト

投げかけたものは以下のような2つのプロンプトです
1つは対話型AIについて、もう1つは私が実際に使おうと思って聞いたプロンプトです

対話型AIについて

対話型AIについて120文字以内で簡素に説明してください。

1つ目は対話型AIについて聞いてみました

フィルムシミュレーションについて

fujifilm Provia フィルムシミュレーションを使った「Kodak Ektachrome E100」風な写真を撮るための設定を箇条書きで教えてください。設定は以下を使ってください。

iso 感度:
ホワイトバランス(ケルビン):
WB シフト
R: B:
露出補正:
ダイナミックレンジ:
ハイライト:
シャドー:
カラー:
シャープネス:
ノイズリダクション:

What are the bulleted settings for taking "Kodak Ektachrome E100" style photos using fujifilm Provia film simulation? Please use the following settings

Iso Sensitivity:
White balance (Kelvin):
WB Shift
R: B:
Exposure Compensation:
Dynamic Range:
Highlight:
Shadows:
Color:
Sharpness:
Noise Reduction:

2つ目はフィルムシミュレーションについてのプロンプト
最初はChatGPTに聞いたものを、同じく日本語でBardに投げたところ、「私はテキストベースのAIです。そちらについてはお手伝いできません。」と返ってきたので、一度DeepLで英訳させたものを使いました

2023/05/18 追記

Bardでも日本語のままで回答が得られるようになっていました

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対話型AIについての回答 ChatGPT

対話型AIは、人間の言葉を理解し、自然な形で回答を返すことができる人工知能です。
言語モデルをベースにしており、会話を通じて情報を収集したり、問題を解決するための答えを提供することができます。
さまざまな分野で利用され、日常的なユーザーインターフェースやカスタマーサポートなどで役立ちます。

対話型AIについての回答 Bard

対話型AI(チャットボットとも呼ばれます)は、ユーザーと人間のような会話ができるソフトウェアアプリケーションです。
自然言語処理と機械学習を使用して、人間の入力を理解し、応答します。
対話型AIは、カスタマーサービス、ヘルスケア、教育など、さまざまなアプリケーションで使用されています。

どちらとも改行をしていますが、一度目の回答で、このような感じでした

フィルムシミュレーションついての回答 ChatGPT

以下はfujifilm Proviaフィルムシミュレーションを使った「Kodak Ektachrome E100」風な写真を撮るための設定です。

  • iso感度: 100
  • ホワイトバランス(ケルビン): 5500K
  • WBシフト R: -1 B: -1
  • 露出補正: 0
  • ダイナミックレンジ: DR100
  • ハイライト: -1
  • シャドー: +2
  • カラー: スタンダード
  • シャープネス: +2
  • ノイズリダクション: 標準

ChatGPTではこのような回答になりました
回答の再生成をクリックするとまた別のものになりますが、今回は一度目の回答を載せています

フィルムシミュレーションついての回答 Bard

Here are the bulleted settings for taking "Kodak Ektachrome E100" style photos using fujifilm Provia film simulation:

  • ISO Sensitivity: 100
  • White balance (Kelvin): 5500
  • WB Shift
    • R: +1
    • B: -1
  • Exposure Compensation: +0.3
  • Dynamic Range: DR400
  • Highlight: +0
  • Shadows: +1
  • Color: +1
  • Sharpness: 0
  • Noise Reduction: 0

Bardの回答がこちらです、ChatGPT同様に一度目の回答を載せています
プロンプトの項目でも書いていますが、日本語のまま聞いた場合に回答が得られませんでした
質問によっては、一度英語に訳してから質問しないとならないのは、ちょっと手間ですね

現時点でChatGPTとBardのどちらが良いか

今回使った2つプロンプトでは、このような結果になりました
質問するプロンプトよって、Bardの場合対応していないためか、回答が得られない場合があることがわかりました
そのため現状では、ChatGPTの方が良いのでは?と思われます

最近Bardも日本語に対応しましたが、日本語での質問に対して、必ずしも回答が得られるとは限らないためです
今回の記事で使ったフィルムシミュレーションについてのプロンプトでは、英語に翻訳してから質問する必要があったため、回答を得るまでに(大したことではないとは言え)ひと手間かかりました

また、Bardの場合、回答の履歴を見ることが出来ない点も厳しいかなと思います
質問した内容は、BardアクティビティをクリックしてGoogleのマイアクティビティを開けば見ることは出来るのですが、質問に対しての回答はどこにあるか分かりませんでした(どこかで見れるようでしたら、すみません)

ただ、履歴を必要としない、英語でプロンプトを書ける場合、個人の好みによって異なるかもしれません
BardのAIは、無料版のChatGPTに比べて反応が速く感じたため、質問によってはBardも使えると思います
ChatGPTの場合はブラウザに拡張機能を追加しないと、新しい情報が取れないため、そういった点でBardは有利かなと思いました

Bardでの日本語プロンプトについて

2023/05/18時点で、今回使用したプロンプトについて日本語のままでも、回答が得られるようになっていましたので、追記しておきます
色々なプロンプトで試したわけではないですが、専門的な?プロンプトでも日本語のままいけるかもしれませんね

ただ、履歴に関しては、私は見るけることができなかったので、ここが必要な人にはやはりChatGPTが有利かなと思います

BingAIについて

私はEdgeを使わないため、BingAIは使ったことがないので、今回の記事で書くことはできません
ちょっと調べた所、Chrome、Firefox用の拡張機能があるようです
ただし、Microsoftアカウントが必要な点は、Edgeを使う場合と一緒のようです

まとめ

今回は同じプロンプト(Bardは英訳したもの)を使って、回答にどのような違いが出るかを試してみました
使ったプロンプトの1つは汎用的なものではないため、あまり参考にはならないかもしれませんが、日本語環境で使うにはChatGPTが適していると思いました
Bardは、英語に訳さないと回答を得られないこともあるため、英語でプロンプトを書ける人なら…という感じでしょうか

全く使えないということは勿論ないのですが、せっかく日本語対応になっても、質問するプロンプトによって回答が得られないというのは困りますよね
ということで、日本語環境でChatGPTBard、どちらが最適かと言われると、現状だとChatGPTを使うのが適しているかなと思いました

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