今回は珍しくEuro Truck Simulator 2(以下ETS2)のお話です。
ゲーム自体の紹介は省きますが、まったり運転できるトラックシムとして今もお気に入りの1本です。
今回取り上げるのは、現在地に応じたラジオが聴けるツール「ATS/ETS2 Local Radio」(以下LRS)。導入時に動作せず困っていたところ、Twitter(現X)に投稿したらリプライで解決してもらえた経緯があるので、その顛末と最新の導入手順をまとめておきます。
経緯
ETS2/ATSでは、走行中の現在地に応じて実際のラジオ局を聴けるツール「ATS/ETS2 Local Radio」があります。ゲーム内蔵のラジオと違い、場所ごとに自動で切り替わるのが魅力的でした。
早速導入してみたものの、起動しても「シミュレーターが起動していません」と表示されて動作しません。原因が分からず、Twitterに状況を投稿してみることにしました。
うーん…ETS2で地域ごとのラジオが聞けるっつーLRS使ってみようと思ったんだがシミュレーターが起動していませんになって動かんなぁ
— 灰猫音 (@haineons) November 23, 2019
このツイートに対し、「ETS2 Telemetry Serverを入れると良いですよ」とリプライをもらい、無事に動作するようになりました。筆者の環境では2019年当時、Telemetry Serverを併用することで動作するようになりました(後述しますが、現在この手順は不要になっています)
ATS/ETS2 Local Radio
LRSは、公式マップDLCはもちろん、ProMods・ProMods Middle-East・RusMap・Viva Mexico・Coast to Coast・Canadreamといった有名Modマップにも対応済みで、走行地域に応じたFM/DAB局を自動で切り替えてくれるツールです。世界9000局以上の実在ラジオに対応し、30言語を超えるステーションが選べます。Google Playのモバイルアプリやスマホでの利用、VR対応オプションも用意されており、2019年時点よりも大幅に強化されています。
※現在配布されている版は単体で動作し、後述のETS2 Telemetry Serverは不要です。導入時に「シミュレーターが起動していません」と表示される場合でも、まずはLRS単体の再起動やゲームの起動順を見直してみてください。それでも解決しない場合の参考として、当時の対処法(Telemetry Serverの導入)を後半に残しておきます。
ダウンロードは以下の公式リポジトリのReleasesページから、インストーラーまたは7z形式の圧縮ファイルを入手できます。

インストールと初期設定
ダウンロードした実行ファイルを起動、または7zファイルを解凍してETS2 Local Radio server.exeを起動すると、以下のような画面が表示されます。

言語を変更したい場合は、赤枠の部分から選択しましょう。

続いて、赤枠の部分をクリックしてプラグインをインストールします。ETS2のみ使う場合はETS2側のチェックだけで問題ありませんが、ATSも併用する場合はATS側もあわせてインストールしておきましょう。

赤枠の部分をクリックすると、ラジオ選択ページがブラウザで開きます。
ゲームを起動してラジオを聴く

ETS2/ATSを起動するまでは、ゲーム内の座標を待機中という表示になります。
いつも通りゲームを起動し、プロファイルを選んでドライブを開始しましょう。
Telemetry Serverを併用している場合、この段階で以下のようなポップアップが表示されるので、内容を確認してOKを押してください。

Telemetry Serverがある構成だと毎回このポップアップが出るのが少し煩わしく感じるかもしれませんが、動作には問題ありません。

ゲームのメイン画面まで進むと、このように状態表示が変わります。シミュレーターが起動していることを確認したら、Driveを押してドライブ画面へ進みましょう。

これで現在地に応じたラジオが聴けるようになります(このときはイタリアを走行中だったため、イタリアのラジオ局が表示されています)。
起動順にはひとつだけ注意点があります。必ずETS2 Local Radio Serverを先に起動してから、ETS2/ATS本体を起動すること。 順番を間違えると位置情報を取得できず、ラジオページが更新されません。
それでも「シミュレーターが起動していません」の表示から進まない場合は、次に紹介するETS2 Telemetry Serverを導入し、先にTelemetry Serverを起動・設定してから、LRS→ETS2本体の順に起動してみてください。当時の自分はこの手順で解決しました。
ETS2 Telemetry Server(2019年当時の対処法)
※繰り返しになりますが、現行版のLRSは単体で動作するため、通常はこの節の手順は不要です。ここから先は「2019年当時、こうして解決した」という記録として残しています。同じ症状に当たった場合の参考にどうぞ。
以下の公式リポジトリからZIPファイルをダウンロードします。

インストールと設定
任意の場所に解凍し、フォルダ内のEts2Telemetry.exeを起動します。
初回起動時のみ、ETS2やATSのインストール先へプラグインを組み込むための指定と、ポート番号の設定画面が表示されます。2回目以降はこの画面は出てきません。

起動するとこのような画面が表示されます、この状態でETS2/ATSを起動すると…

ステータス部分がこのように変わります。これでTelemetry Server側の設定は完了です。
インパネ機能として使う
赤枠の部分(ローカルアドレス+指定したポート番号)をクリックすると……


インパネ画像を選んで表示できるページが開きます。このアドレス+ポート番号を、サブモニタやタブレット・スマホのブラウザに入力すれば、サブのインパネとして活用できます。ゲーム内のインパネは視認性が悪い場面もあるため、便利な使い方のひとつです(視線移動は必要になりますが)。
なお、Telemetry Serverはインパネ機能を使わないのであれば、一度設定を終えた後は常時起動しておく必要はなさそうです。
まとめ
ゲーム内蔵のラジオは、選択した局しか流れないのがずっと気になっていました。移動先の地域に応じて自動で切り替わるLRSは、導入してみて改めて便利さを実感しています。
国境を越えるとその国のラジオ局にきちんと切り替わり、選局や切り替わりの瞬間に入るノイズも、実際のラジオらしさがあって好印象です。LRS自体にショートカットキーも用意されているため、わざわざブラウザ画面を開き直す手間もありません。ETS2/ATS本体側のショートカットと被らないように割り当てるだけ気をつければ、快適に使えます。
ラジオページは、LRSから一度開いたページのアドレスを普段使いのブラウザにブックマークしておくと、毎回ウィンドウを開き直す必要がなく便利です。
現行版は単体で動作し、対応局数・対応マップともに大幅に拡充されているので、2019年当時よりもさらに導入しやすくなっています。当時はTwitterで助けてもらって解決できたので、同じように「シミュレーターが起動していません」で詰まっている方の参考になれば幸いです。
- ETS2・ATSホームディレクトリ分離|手順4ステップと注意点まとめ
— LRSなど外部ツール導入前に、Modやセーブデータの管理環境を整えておきたい方向け - 【ETS2】おすすめMod一覧|定番・人気Modから個人的おすすめまで紹介
— ラジオ以外にもETS2をもっと快適・リアルにするModを探したい方向け - ETS2・ATSをもっと楽しむための外部サイト2選|World of TrucksとTruckersMP、自分に合うのはどっち?
— LRSのような外部ツールに加えて、他プレイヤーとの繋がりも楽しみたい方向け - 【ETS2】MotionCab導入ガイド|ハードウェア不要!リアルな運転視点に【ATS】
— LRSで耳の没入感を高めたら、視点側の没入感もセットで試してみたい方向け - ETS2「Rest Anywhere + Walk Anywhere」とは?サブスクの価値を検証
— 休憩中・徒歩中の雰囲気づくりも、ラジオと合わせて楽しみたい方向け

